美濃焼 /GIFU
生活に溶け込み続ける
美濃焼(みのやき)は、岐阜県の東濃地方で作られている焼き物です。
歴史と伝統に支えられながら、現在の生活にも溶け込んでいます。
美濃焼の特徴は多様な種類が存在することで、15種類が伝統工芸品として指定されています。
代表的なものは千利休によって確立され、古田織部の美学によって作られた「織部」です。
緑釉の深い色と個性的な形、幾何学的紋様の装飾が魅力で、作風によって黒織部・青織部・総織部などの種類があります。
また、「志野」は、釉薬の下に絵付けが施された画期的な焼き物とされています。
薄紅色が美しく、長石釉による気泡状の風合いがある志野は桃山時代の最盛期を持ち、現代にも息づいています。
同様に再注目された「黄瀬戸」は、控えめで素朴な趣きがあり、人気のある美濃焼です。
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